生産者

Farm 常念

幅谷 倉夫さん

荒廃農地をなんとかしたい 常念岳に抱かれた農家の想い

安曇野市のシンボル・北アルプス常念岳を間近に望む穂高の久保田地区、ここに幅谷さんの主な圃場があります。「常念岳の麓で農業をしていきたい。そんな想いを込めて〝Farm常念〟という社名にしました」。それまでは兼業農家だった幅谷さんですが、地域に増えつつある荒廃農地をなんとかしたいと思い、平成26年に会社を設立し、本格的に農業をやっていくことを決めました。「仕事でヨーロッパにいたこともあったけど、あちらでは農業があることで、地域の美しい風景と環境が守られている。ヨーロッパに負けないくらい美しい安曇野の良さを、農業を通じ守っていくひとりになりたいと思ったんです」。

知られていない安曇野の魅力を農業を通じて発信

そんな幅谷さんが栽培しているのは、お米とそば。お米は疎植栽培に取り組んでおり、通常は一坪あたり60株植えるところを、45株にまで減らして栽培しています。「減収にはなりますが、病気に強く、品質が向上して美味しく育つんです」。また、最近ではそばの栽培にも力を入れており、玄そばを加工する機械を導入し「そばの剥き実」を商品化していく予定です。そして、今後はグリーンツーリズムにも取り組んでいきたいという幅谷さん。「近所にある古民家を改装して、農家民宿を始めようと思っています。立派な長屋門のある旧家を活用しようと思って。安曇野には、まだまだ知られていない良さがたくさんあるので、自分が発信するひとりになれればと思っています」。

昼夜の寒暖差が大きい安曇野は美味しい米とそばの産地。幅谷さんの圃場は標高650mに位置する
Farm常念では、米は減農薬・有機質肥料併用栽培、そばは農薬無使用・有機質肥料活用栽培で行っている

主な商品

そば粉

価格:1,250円/kg
農薬無使用、緑肥活用で育てた上質の玄そばを石臼で製粉。独自の製粉工程で、胚芽がたっぷりの風味豊か。独特の風味と舌触りが特徴。

お米

価格:400円/kg
減農薬、有機質肥料中心の肥料設計により、疎植栽培で育てたコシヒカリ。適度な粘りと甘みのバランスが良好なお米。

生産者情報

メールアドレスhabaya.farm@gmail.com

安曇野市海外プロモーション協議会
安曇野市豊科6000番地(安曇野市農林部農政課内)
TEL 0263-71-2000 FAX 0263-71-2507

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