生産者

なないろ農園

山田太一さん

イチゴ農家が開発した直売所で大人気のスイーツ

今年のＧＷ、安曇野の直売所で販売したところ、たちまち売り切れてしまった人気のスイーツをご存知でしょうか。その商品とは「安曇野のいちごがたっぷり入ったジェラート」。安曇野産夏秋イチゴをふんだんに使った逸品で、その含有量は70%（一般的なジェラートは10〜15%）。イチゴをまるごと食べているような濃厚な味わいと甘酸っぱさが特徴です。このジェラートを開発したのは、なないろ農園の山田太一さん。開発にはさぞや時間がかかったのだろうと思いきや、わずか４カ月。山田さん自身も農業２年目の新規就農者です。「規格外のイチゴを食べずに捨ててしまうことが、とても悔しかったんです。そんなとき、スイーツ好きのスタッフがジェラート屋さんを紹介してくれて。自主的に売り込みにいってくれたみたいです。そこからトントン拍子に進んでいきました」。

東京のＩＴ企業から安曇野へ決断即行動のチャレンジャー

「これだ！」と確信したら、すぐに行動に移す山田さん。「以前は東京のＩＴ企業に勤めていたんですが、食の根本である農業に憧れがあって色々探していたんです。そんなとき友人から安曇野を勧められ、市役所で夏秋イチゴを紹介されて〝これだ！〟って思ったんです」。安曇野を訪れたのは４月でしたが、会社を辞めて転居し、８月１日には研修をスタートさせていました。現在はイチゴが縁で知り合った方々やスタッフと共に新商品を検討中。夏秋イチゴの可能性をどんどん広げていく、山田さんの新たな挑戦が楽しみです。