代表 三吉 雅子さん

西洋野菜を少量多品種で栽培　畑で元気を育む農園

堀金地区の山麓沿いにある信州ゆめクジラ農園の畑を訪れると、そこには白いコックコートを着た人の姿。もちろん、彼らは正真正銘のシェフ。信州ゆめクジラ農園は珍しい西洋野菜を少量多品種で栽培し、レストラン向けに出荷している農園なのです。「週に一度、おまかせ野菜ＢＯＸ定期便を送っています。箱を開けた瞬間、シェフに驚いていただきたくて、時には30種類ほどの野菜を詰め込むことも。届いた野菜を見たシェフが発想力を掻き立て、お客様の思い出に残るひと皿に変えてくださるんです。そうやって、この畑から元気を届けたいんです」。そう語るのは代表を務める三吉雅子さんです。

レストランのニーズを踏まえた付加価値の高い野菜づくり

三吉さんが珍しい野菜をつくり始めたのは７年前のこと。当初は直売所に出していましたが、ほとんど売れなかったそうです。そんな三吉さんの野菜に目をつけたのが、現在、一緒に農園の運営を担う古田俊さんでした。実は古田さんは当時、レストランのオーナーシェフ。「欲しい西洋野菜があっても、輸入となると大量に仕入れなければならない。少しずつでも色々な野菜が欲しいのに……。私も、そんな悩みを抱えたシェフのひとりでした」。意気投合したふたりは一緒に農園を始め、昨年には12名の生産者と３名のシェフからなる信州ゆめクジラ農園を立ち上げました。「レストランのニーズを踏まえ、付加価値の高い作物をつくれば小さい畑でもやっていける。私たちの取り組みが、農業の可能性を広げる一助になれば」（古田さん）。

主な商品

生産者情報

信州ゆめクジラ農園

HP	https://yumekujira.jp