りんご
りんごの栽培・収穫
2018.03.14
冬の剪定に始まり、秋に収穫を迎えるまで、リンゴは一年を通して世話が必要な、手間暇のかかる果物です。赤くて美味しいリンゴを育てるため、生産者がどのような作業を行っているかご紹介します。
1〜3月 整枝・剪定
リンゴの良し悪しを決める一番初めの作業
リンゴの栽培で最も大切なのは、それぞれの枝に太陽の光がしっかり当たるようにすること。不要な枝を切る「剪定」は、リンゴ栽培のなかでも最初に行う重要な作業です。どの枝を残し、どの枝を切るのか。長年の経験で培った勘が頼りです。
5〜7月 摘花・摘果
発育を見極め、養分を集中投入
育ちの良い実に蓄えた養分を集中しつぎ込むことで、美味しくて大きなリンゴが育ちます。小さいうちに花や実を摘む「摘花・摘果」は、そのための作業。どの花・実の発育が良さそうか、見極めが重要です。
8月〜 葉摘み・玉まわし
十分な日当たりが真っ赤なリンゴを育む
日の光が当たることで、実の中の糖から赤い色素であるアントシアニンが生まれます。「葉摘み・玉回し」は、実に適度な光が当たるようにする作業です。収穫前に十分な光が当たることで、真っ赤なリンゴが育ちます。
8月〜11月 収穫
熟度を見極め最適な時期に収穫
美味しくて日持ちするリンゴを出荷するためには、「収穫」の際に、リンゴの熟度を把握し、成熟した実を見極めることが必要です。収穫の時期は、花が満開となった時からの日数でわかりますが、「色」「硬さ」「糖度」などを調べて判断します。