米(日本酒)
3蔵共通ブランド日本酒「あづみの酒」記者発表会
2018.04.23
「安曇野産の酒米を使った日本酒を世界へ!」をテーマに、平成28年度から取り組んできた日本酒輸出プロモーション事業。今年の3月に完成した共通ブランドのロゴなど、販促PR用品をお披露目するため、4月23日、記者発表会を開催しました。
3蔵が連携して生まれた「あづみの酒」
この日本酒輸出プロモーション事業に取り組んでいるのは、安曇野地域にある3つの酒蔵、安曇野市のEH酒造、池田町の大雪渓酒造、福源酒造です。日本酒の輸出に関しては、各蔵とも独自に取り組んでいましたが、全体に占める割合は低いため、3つの蔵が連携して共通のブランド「あづみの酒」として売り出すことで、輸出拡大を図ろうと取り組んできました。
平成28年度から準備を始め、平成29年5月には、3蔵とそれを支援する安曇野市・池田町・松川村の海外販路開拓に向けた協議会の6者が集まって合同会議を実施。3月には共通ブランドのロゴやラベル、販促PR用品が完成し、これから輸出に向けたプロモーション事業が本格的にスタートしていきます。
共通ブランドラベルなど、PR用品7つ道具をお披露目
記者発表では、7つの販促PR用品を紹介しました。7つとは、あずみの酒の顔となる「共通ブランドラベル」、安曇野の名水のイメージを前面に押し出した3種類の「ポスター」、テーブルの前掛けとして設置する「タペストリー」、ケースに同封できるサイズの「パンフレット」、藍染めの美しい「法被」、そして「1本入りケース」「3本入り化粧箱」「3本入り袋」です。
これらの制作にあたっては、最初にロゴを作成し制作物全般へ展開させる手法を取りました。ロゴは、雪を連想させる白をベースに、北アルプスの大パノラマが描かれ、水車をモチーフとし「あ」「づ」「み」「の」の字を組み込んだ「酒」が特徴となっています。
安曇野ブランドで海外に打って出る
「ワインでいうボルドーやブルゴーニュのように、
“安曇野”という地域のブランド力によって海外にチャレンジしたい。」
記者からの質問に、EH酒造の飯田常務が答えたとおり、良質な酒米の産地であり、北アルプスの麓に広がる田園風景を共有している安曇野地域の3市町村が連携することで、“安曇野”というブランド力を最大限発揮できると考えたことから、この事業はスタートしました。
「あづみの酒」によって日本酒の輸出促進を図り、その原料である「酒米」の生産拡大を目指すことがこの事業の目的です。さらには、「地元企業の雇用確保」や「農業従事者の増加」につなげ、地方創生の目的である「人口減少の抑制」を目指します。