りんご
りんごの品種
2018.03.12
世界では約15,000種、日本では約2,000種あるといわれるリンゴの品種。現在でも品種改良で新しいリンゴが続々と誕生しています。数あるリンゴのなかでも、特に安曇野で多く栽培されている品種をご紹介します。
つがる
夏から出回る早生種のリンゴ
甘味の強い「ゴールデンデリシャス」と酸味の利いた「紅玉」の交配品種で、長野県が全国生産量の約3分の1を占める。甘味が強く酸味が少ないのが特徴。早生種であるため、8月上旬から出荷が始まる。
糖度:13-14%
酸度:0.3%前後
時期:8月上旬〜9月下旬
シナノドルチェ
締まった果肉で、しっかり歯ごたえ
「ゴールデンデリシャス」と締まった果肉が特徴の「千秋」を交配させた、長野県生まれのオリジナル品種。甘味・酸味ともに中程度で果汁が多く、シャキッとした食感が特徴。ツガルに続いて出回る早生種。
糖度:14%前後
酸度:0.4%前後
時期:9月中旬〜下旬
シナノスイート
赤くて甘い、まさに“スイート”
ジューシーで甘味が強い「ふじ」と、早生種の「つがる」を交配させた、長野県生まれのオリジナル品種。果汁が多くて甘味が程良く、酸味が少ないのが特徴。表皮は赤く染まり、農赤色の縦じまが入る。
糖度:14-15%
酸度:0.3%前後
時期:10月上旬〜下旬
シナノゴールド
しっかりした果肉で、加工にも最適
「シナノドルチェ」と同じく、「ゴールデンデリシャス」と「千秋」の交配品種ながら、こちらは鮮やかな黄色をしたリンゴ。甘味と酸味のバランスが良い。加工にも適しており、ジュースやアップルパイなどにも使われる。
糖度:14-15%
酸度:0.3%前後
時期:10月中旬〜12月下旬
ふじ
世界でも人気の美味しいリンゴの代表格
長野県のリンゴ生産量の約60%を占めるほか、日本で最も多く栽培されているリンゴ。「国光」と「デリシャス」の交配品種。蜜が入りやすくジューシーで、甘味が強いのが特徴。日持ちが良く、2月頃まで出荷される。
糖度:15-16%
酸度:0.4%前後
時期:10月下旬〜2月下旬